20年前に宮城県の環境工学並びに廃棄物教授と謳われたあのDr.Mは今どうしてるのか??


Dr.Mの環境エネルギーセミナー 2023-10-25

Dr.Mセミナー





実験と観察こそ理工系の命

理系離れ実験離れが進んでいると言われています。その半面、技術革新は急テンポで進んでいると言われます。進んでいるのはなんでしょう?遅れているのはなんでしょう?半導体、コンピューター、セラミックス等人間の能力で閉じ込めて生産できる分野は進んでおりますが、人間となりえた[火]の分野の技術修得まだまだ未熟であります。原子の火の技術の破綻は当然としても、通常の酸化燃焼の分野でさえその反応過程の複雑さで、科学者や技術者の侵入を阻んでいます。その扱いの悪さに、工学部の学生も燃焼分野の研究を躊躇し、避けて通る有様です。その結果、日本のどこにでもある煙突からは次々と有毒物質が排出され、今日では、最強最悪の猛毒物質ダイオキシンまでをも製造し、確実に日本人の体内に蓄積され次代の時限爆弾となっております。


なんと、このダイオキシン発生の最大原因は、[完全燃焼の基本原理を修得していないことによる]ということですので、二度びっくりです。ほとんどの技術の破綻は基本を忘れたことに起因するということです。基本を学ぶだけで8ー9割の環境汚染を防げるということです。
科学と技術の基本にじっくり腰を下ろし次世代の[環境]を守る仕事に意欲を持って取り組みたい方々の実験参加を、お待ちしています。

東北大学工学研究科 名誉教授 三浦隆利


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